【中国雑感コラム】コロナ禍の日本帰国
作者:TJCC日付:2020-09-30 10:04:00
中国雑感コラム「コロナ禍の日本帰国」
コロナ禍の8月30日半年ぶりに日本に帰国したので、その際の体験を報告します。
7月下旬から深圳航空より毎週日曜日に深圳・成田便(7:45深圳発)が就航されたので、実名登録をしてチケットを購入しました。当日朝6時に深圳空港に着き、チェックイン時に健康に関する申請書2枚を記入、更に安全検査前にもう1枚記入、その後通常通りイミグレーションを抜けて時間通りに搭乗しました。乗客は少なく前後2列は誰もいない状況、また食事はパン2個、バナナ1本と水のみで1万元近いチケット代の割に侘びしいものでした。
成田空港到着後、通路で距離を開けて椅子に座り、5、6人づつ順番に体温測定と機内で書いた健康申請書を提出しました。その後PCR検査(唾液)を受け、結果を待つこと約2時間、番号を呼ばれ結果が渡されました。結果は陰性で、息子の迎えの車で自宅に戻りました。
それから14日間の自宅隔離が始まりました。半年前に日本から中国へ渡った際も14日間の自宅隔離を経験しましたが、それに比べると食事の心配もなく気楽に過ごすことができました。それでも家から出ることができないのは不自由さもあり、テレワークと読書、室内整理の日々を送りました。自宅隔離が始まって5日目から毎朝11時半頃厚生労働省から電話(自動音声)があり、①本人または同居人に37.5度以上の熱があるかどうか、②本人または同居人に咳等体調不調があるかどうか、について質問されました。15日目の電話はなく、どうやら隔離解除になった模様ですが、中国の時のように「2週間お疲れさま」といった対応もなく、何となく寂しい思いがしました。
東京は感染者減少傾向にはあるものの、まだまだ注意が必要な状況で、新しい日常・生活を定着させる必要がありそうです。(NT)
TJCCコンサルティンググループ 田辺尚裕