【中国雑感コラム】withコロナ 新しい日本の日常

中国雑感コラム「withコロナ 新しい日本の日常」

日本に帰国して約２ヶ月経過したが、まだ東京を中心に多くの新型コロナ新規感染者が報告されており第3波の到来を迎えている。それでも欧米諸国に比べると感染者数、重篤患者数などはるかに少ないが、ほぼ抑え込んでいる状況にある中国に比べると日本では抑え込みができておらず「withコロナ日常生活」即ち「感染防止対策を取り経済を回す」暮らしを余儀なくされている。

そのような状況下、東京でも９月下旬に飲食店等の営業時間短縮要請が解除、10月１日から“Go toトラベル”の対象となるなど本格的に経済活動が始まった。筆者も栃木県那須温泉に１泊２日の“温泉＆ゴルフ”旅行に行って来た。“Go toトラベルキャンペーン”により大変にお得な旅行ができた。温泉１泊（夕食、朝食付き）＆２ラウンドのゴルフプレーが付いて33,000円が35%割引と観光プレミアムクーポン（3,000円）で18,000円に、それ以外に飲食、買い物に使える地域共通クーポン（5,000円）と観光プレミアムクーポン（2,000円）により実質11,000円と１/３の料金で旅行をすることができた。

しかしここに来て日本政府は飲食店の営業時間短縮や、“Go to キャンペーン”の一時停止等運用の見直しを始めた。今後、政府、行政の適切な対応や日本人の公衆衛生意識の高さにより鎮静化することが期待され、更に来年春までにワクチンが開発されれば、東京オリンピック開催も可能であろう。ただし、防疫対策を取り世界中から選手は迎い入れられるであろうが、数百万人の観客の入国は難しいようにも思われる。情況によっては日本人or日本に住んでいる人のみが観戦するオリンピックになるかもしれない。（NT）

TJCCコンサルティンググループ　田辺尚裕