【中国雑感コラム】またもや快挙!笹生優花全米女子オープン優勝!
作者:TJCC日付:2021-06-28 10:11:00
中国雑感コラム「またもや快挙!笹生優花全米女子オープン優勝!」
ゴルフ愛好家としては、取り上げないわけにはいきません。6月3日~6日に行われた女子メジャー最古の「全米女子オープンゴルフ」で笹生優花選手が最年少で優勝し大きく報道されました。今年4月のマスターズ優勝の松山英樹選手に次ぐ快挙の達成です。
連日早朝3時頃からTV観戦しましたが、信じられない劇的な展開に興奮の連続でした。最終日ツアー14勝を誇る首位レキシー トンプソンと1打差でスタートした笹生選手でしたが、前半2つのダブルボギーでトンプソンと6打差となり一時優勝圏外に落ち、代わりに一つ前の組で回っていた畑岡奈紗選手がスコアを伸ばしていきました。終盤笹生 選手は正確なショットで挽回、トンプソンはちぐはぐな攻めにより最終18番ホールで脱落、終わってみれば笹生選手と畑岡選手の日本人同士のプレイオフという考えられない展開で、プレイオフ3ホール目に笹生選手がバーディーを決め優勝でしたが、本当に筋書きのない面白いドラマだったと思います。
笹生選手は父親が日本人、母親がフィリピン人で今回はフィリピン国籍で参加、東京オリンピックもフィリピン代表として出場します。その後日本国籍でアメリカツアーに参戦するとのことです。ハーフとして生まれた場合、両親の2つの国籍を持つこととなり、日本の場合22歳までにどちらかを選択する必要があります。テニスの大坂なおみ選手も同じ状況ですが、既に日本国籍を選択しています。
アメリカNBAで活躍している八村塁選手もそうですが、国際結婚が普通の状況になった現在、従来の日本人を超越した能力が誕生しており、もはや従来の「日本人という既成概念」では語ることはできず、人種、国籍を超えたボーダーレス時代の到来を感じます。(NT)
TJCCコンサルティンググループ 田辺尚裕